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熊本県八代にある心理カウンセリング・ルーム「メンタル・ケア・ハウス」です。

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心の救急箱First-aid kit at the heart


 八代・水俣・芦北地区で発行されていました『DUSUKINディーネット』。
 2008年8月から11回にわたり私(清原加代子)のエッセイが掲載されました。
 題して「心の救急箱」
 私が日頃想い描いている心のあり様を綴ってみましたので、お読みいただけると嬉しいです。

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    第5回 〜 癒やしのために 〜
   

 早春の柔かい陽だまりに、ウグイスのぐぜり鳴きが運ばれてきて頬がゆるみます。冬の間、歌うのを休んでいたために、「ホーホケキョ」と上手く歌えなくてしばし練習中。別名「春告鳥」。声も姿も可愛いですね。

 私は、25年間の大阪暮らしをやめ、年老いた両親のために家族と共に熊本へ帰ってきて、早くも14年目(2009年時点)の春を迎えます。
 当時高校生だった長女は、学業や夢の実現の為に大阪に残り、私は長女と離れた淋しさや、教師を辞めた空しさから無力感に陥った経験があります。
 長女が帰省し、久々の団らんを囲み、また大阪へ戻る日、八代駅で見送り、長女が乗った列車を次女と二人で泣きながら追いかけ、プラットホームで肩を落としていたら、あるご婦人が歩み寄って来られて「づつなかですな(お辛いですね)」と声をかけて下さり、更に売店でガムまで買って来られて「これば食べてこらえなっせ」と次女に手渡されたのです。
 長女との別れで悲しい中に、そのご婦人の優しいお心遣いが溶け合って、私と次女は帰りの車中でも泣きました。泣きやんで空を見上げると、竜峰山の上に美しい虹がかかっていて、とても癒やされたものです。
 私達の周りには、沢山の癒やしが溢れています。前述のご婦人や虹のように、思いがけない形で向こうから訪れることもあれば、自ら求め、探してみることも時に大切です。

 「ストレス対処」として『3つのR』を意識的に生活の中に取り入れてみてはいかがでしょう。

  @レスト……休養。特に充分な睡眠。疲れたら休むというシンプルな行動は、気力・体力の消耗を軽減し、エネルギーを備蓄します。休養をとらなかった結果、様々な病気を患い、思いのほか長い療養生活を招くことにもなりかねません。そして、病気療養という休みに入ったとしても、そんな自分を責めないで下さい。主治医を信頼し、処方を守り、家族や同僚に感謝する方が早く回復します。日本には「ご自愛下さい」という美しい言葉があります。自分をねぎらい、じっくり養生しましょう。
 
Aリラクセーション……リラクセーションというと、何もしないでくつろぐことだと誤解されがちですが、本来は、「自分で自分を整える」という意味です。呼吸法や爪もみ、座禅・瞑想、自律訓練法など。私達は、自分特有の不快感を自ら作り出していますので、リラクセーションを取り入れることで、一度自分をニュートラルな状態に戻してあげられ、平常心になれます。無駄な緊張がほぐれ、集中力が高まりやすいことから、仕事、試験、試合前のセルフコントロールに導入され始めています。

  Bリクリエーション……気分転換。趣味を楽しむことで体内のホルモンバランスが整い、健康維持や病気の予防・改善に効果的です。実際に書き出してみると沢山見つかります。散歩、園芸、映画、カラオケ、旅行、読書、絵画、スポーツ、…etc。実はどんなに悩んでいても、リクリエーションに夢中になっている時は、悩みから解放されているのです。行動療法としても活用されています。まずは簡単でやりたいことから始める。Let’s do!です。

 これらの3Rを自ら実践する事が大切な事は当然ながら、これまた周囲の理解が必要です。怠けている、暇つぶししているなどの認知ではなく、自分を愛し、人生を豊かにしているという眼差しが大事なポイントです。
 私も仕事や学習会や社会的役割で多忙な中、最近、唄うのを休んでいるので、ウグイスの声に導かれて、歌の練習を再開します。

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